糖尿病の症状についてご存知でしょうか。糖尿病を放置するとさまざまな病気を併発して命に関わるケースもあります。糖尿病以外にも患者が多い高血圧や頻尿、痛風などについても載せていますので詳しく知って頂ければと思います。原因や症状、治療法を知っておけば予防もできますし、いざとなっても落ち着いて治療開始できますので、ぜひ当サイトをご活用下さい。

糖尿病は名前はよく知られていますが、実際にどのような病気かを詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。
血液中の血糖値が高くなることで、どのような症状が起きて、どのような経過をたどる病気なのかを知っていると、自分に起こっている症状から自分が糖尿病だということに気づけるかもしれません。
また自分の病状がどの程度であるかを知ることも、今後の治療を進めていく上で重要です。
糖尿病の症状と危険度をチェックしてみましょう。

血糖値や生活習慣から見る糖尿病チェックリスト

血糖値測定糖尿病という病気は血糖値を測ることが第一段階になります。
血液中の血糖値が異常に高くなるというのが糖尿病の特徴的な症状なので、まずは何も食べていない状態で血糖値を測ることで糖尿病の危険があるかどうかをチェックします。

血糖は食事との関連が大きく、食事や飲み物などを体に入れた時に急激に血糖値が上がります。
それを体が察知すると膵臓のランゲルハンス島という部位に信号が伝わり、インスリンが分泌されます。
インスリンには血液中の糖分を体に取り込むように指令を出す作用があり、その作用が働いた結果で血糖値が正常な値に戻ります。
健康な人の場合には食べ物を体に入れるたびにこのようなことが体の中で繰り返されています。

しかし、高カロリーの食事をとり続けたり脂肪分の多い食事を続けていると糖尿病になるリスクが高くなります。
そういった食事をして運動不足の状態になっていると肥満になることがあるので、肥満になっている人は糖尿病を発症する危険度が高いと言えます。

さらに血糖値が高くなることで血液の濃度が高くなっているために、身体が水分を欲するようになります。
その結果、異常な程の喉の渇きが出るようになり、水分を大量に飲むようになります。多い時には8リットルほどの水分を一日でとるような人もいるようです。
それほどまでに、普段は感じたことがないような喉の渇きという症状がでます。

そして、それだけ大量の水分を摂取するため、トイレが非常に近くなり、尿量も多くなります。
喉の渇きによって水分摂取量が増えることが原因となっている以外に、高血糖の状態の血液が腎臓の中を通ると、浸透圧の関係で通常よりも尿が多く作られます。
その相乗効果により、排尿量が多くなり、頻繁にトイレに行き排尿をするという症状がでます。

他には生活習慣も大きく関係しています。
高カロリーな食事や運動不足に加えて不規則な生活習慣や喫煙、アルコールの大量摂取などの習慣がある場合には、糖尿病を起こす危険度が高くなります。
また睡眠不足や過労、精神的なストレスなども蓄積されることで悪影響が出ることがあり、糖尿病の発症に関わってくることもあります。
これらの生活習慣は一度だけなど頻度が少ないうちは大丈夫ですが、長い期間続けていることで体への影響が大きくなります。

糖尿病は遺伝する?

糖尿病は遺伝子の異常で起こる病気ではありませんが、実際に家族内に糖尿病の人がいる場合には確率として発症する可能性が高くなることはわかっています。
そのため、糖尿病になりやすい体質というものは受け継がれていると考えられます。
実際に家族内に発症者がいて自分も発症したという人が大勢います。

しかし、大切なのはそういった発症しやすい遺伝子を持っていたとしても、発症するかどうかはわからないということです。
可能性としては高くなると言っても、必ず発症するというわけではありませんし、生活習慣などの他の発症因子に気をつけることで発症しないようにすることが可能です。

この病気は生まれもった体質が大きく関係しているので、家族内に糖尿病の人がいる時には、より注意をして発症しないように気をつける必要があります。
そうして生活習慣を整えた生活をしていれば、たとえ発症しやすい体質だったとしても、糖尿病にならずに過ごせます。

そして、遺伝的な問題よりも大きいと言えるのが環境です。
この病気は生活習慣が深くかかわってくるので、家族内に糖尿病の人がいる家庭の生活習慣は、発症しやすい生活習慣を送っているという傾向があります。
例えば、食生活は家庭によって大きな違いがあります。
家族全員が同じような食生活を送っているので、自分自身では問題がないと思っていても、実は体にとっては問題のある食生活だったということはよくあることです。

特に家庭内の生活習慣は子どもの頃から繰り返されているために、体に染み付いてしまっていて、肥満を引き起こしたり、運動不足の状態が当たり前になっていることがあります。
規則的に生活を送る習慣がない場合にも不規則な生活が当たり前になっていることがあります。
こういった生活習慣を小さな頃から繰り返していると、糖尿病を発症する危険度は高くなります。

こういった点で考えても、体質的な遺伝に加えて家族内では同じような生活習慣になる人が多いことから、家族内で複数の発症者が出てくる可能性が高まると言えます。
しかし、生活習慣は気をつければ変えることができるもので、発症してしまった後でも生活習慣を改善することで、病状も良くなることが多いので、家族全員で食事内容を見直したりしてみると良いでしょう。

糖尿病の診断基準とは?

糖尿病かどうかを調べる時には、最初に空腹時の血糖値を測る検査をすることが多いでしょう。
これは血糖値が食事の影響を大きく受けるという特徴があるために、食事の影響が出ない空腹の時期に血液検査をすることで正確な血糖値を測るという検査です。
前日の夜から何も食べないようにした状態で、朝に血液を採取して血糖値を調べます。

空腹時血糖値の正常値は125mg/dlなので、この数値以上の値が出た時には糖尿病が疑われます。
しかし、この検査だけでは確実に診断を出すことができないので、空腹時血糖で異常値が出た場合には、追加でさらに詳しい検査をします。

それが75グラムのブドウ糖を飲んだ2時間後の血糖をはかる検査です。
時間を決めて糖分をとり、その後の血糖値の様子を見ます。この値が200以上の場合には、糖尿病が疑われます。
通常は糖分が体に入ってもインスリンが出ることで血糖値が下がりますが、血糖値が正常な値まで下がっていないということで、インスリンが効いていない状態だと判断されます。

そして、別の日にもう一度血液検査をして、その時にも血糖値が200以上の場合には、常に血糖が高い状態になるとわかるため糖尿病である危険度がかなり高くなります。
そして、ヘモグロビンA1C(HbA1c)という値を出す血液検査をして6.5%以上の場合には糖尿病だと診断されます。
これはグリコヘモグロビンの値で、血液中を流れるヘモグロビンがブドウ糖と結合してできたもののことです。
グリコヘモグロビンのパーセンテージが高いほど、血糖値が高い状態が続いていたと判断できる検査です。

こういった検査に加えて体に起きている自覚症状も合わせて診断をします。
喉の渇きや尿量の増加、体重の急激な減少の有無などを聞き、それらの症状があらわれている時には糖尿病を発症しているリスクが高くなります。

また時には糖尿病網膜症などの合併症がすでに起こっている人もいて、そういった合併症の症状があらわれている時にはすぐに糖尿病だと診断されることもあります。
合併症には目が見えにくいというものの他に、神経障害として足先のしびれがみられたり、壊死を起こしている、腎臓の症状として尿糖がでて腎機能の低下がみられるといったものがあり、合併症が起こっている時には病状がかなり進行してしまっていることがあります。